本物の琉球畳 (大分青表)
本物の琉球畳(大分青表)
- 琉球畳は普通のイグサとはまったく異なる種類で一般的な畳表で茎の断面が円形になったイグ
サ科イグサ属の植物「丸イ」であるのに対し、琉球畳の場合はカヤツグサ科ホタルイ属の七島
藺草「三角イ」と呼ばれる種類。断面が三角形の茎を半分に裂き、乾燥させると丸くなり、畳
表の材料となります。
- この七島藺草「三角イ」は一般的な藺草に比べて約7倍の摩擦強度を持ち丈夫で湿気に強く、
速乾性に優れています。かつて柔道畳として用いられたのもこのすぐれた耐久性によるもの
でした。肌触りはなめらかですが、しっかりとした堅さがあるため粗く素朴な風合いが思い
ほか心地よさを生み出します。使い込むごとに艶が出て徐々に飴色に変わっていきます。
- 最近では通常の藺草をヘリ無し正方の形にしたものを琉球畳と呼ばれることが多くなってきま
した。通常の畳には角を保護するためにへりがついていますが七島藺草の琉球畳は丈夫なため
へりをつけなくても長持ちします。
- 七島藺草の製織は、動力が足踏みからモーターに代わっただけの昔ながらの手作業で行っ
ています。一枚織りあげるのに熟練の職人でも約70分かかり、1日に3~4枚を製織できるくら
で、通常の藺草の生産量が3000万枚にたいして大分産青表は3000枚と大変貴重なもの
です。
- 大分県の七島藺草は300年以上の長い伝統を持ち全国で唯一の生産県となっております。俗に
「豊後表」「琉球表」などと呼ばれていましたが、近代的な名称の「大分青表」(おおいたあ
おおもて)と改められ、広く愛用されてあります。
こんな部屋こそ青表をお勧めします
- 最近の建築様式は屋根の軒下が短く、冬は太陽が室内の奥深く差し込んでいませんか?室内は
暖かい反面、畳の老化を早める結果となっております。
- また室内に冷暖房もゆきとどき、部屋は常に乾燥気味になっていませんか?
- それに電気掃除機等で、畳の表面をこすり、引きずり廻しますので畳が一層傷みやすいはずです。
- 特に子供部屋、何時も使う居間等は畳の傷みも、ひときわ目立ちます。
- 青表は柔道畳として使用されていたことからも丈夫で長持ちします。
- 日差の強く入る部屋、使用頻度の激しい部屋こそ是非「大分青表」のヘリ無しをおすすめいた
します。
- 柔軟性に富み、丈夫なため、へりを付けずにモダンな畳に仕上げることができます。